この記事はFMC Advent Calender 2020の17日目の記事として書かせていただきました。16日目の記事はkzy君の「DR修行中の修行日記」でした。
こんにちは、うえしゅうです。
FMC Advent Calender 2020の2試技目のスクランブルをやっていきます。
Scramble: R' U' F D F R B2 U2 D' R B' R D' B2 U' B2 L2 U2 R2 D B2 R2 B2 L2 R' U' F
Solution: R' U' F' B L' U2 F2 L2 U' D B' U B2 D' F2 L2 U B2 U D2 F2 R2 B2 L2 U' D (26moves)
もちろんDRで解きます。
今回のスクランブルはどの軸に対しても3手EOと4手EOが見つからなかったので5手EOを探しました。最初に見つけた5手EOがこれです。
R' U' F' B L* // EO (5/5)
いつもEOを探す順番として、ノーマルのFB軸→RL軸→UD軸→インバースのFB軸→RL軸→UD軸の順に探すのですが、ノーマルのFB軸のEOがF面2つ+B面2つ+S列2つのゴミケースだったので5手EOすら見つかりませんでした。RL軸に移ると、R面3つ+L面2つ+M列1つだったのでとりあえずR面をRかR’して4EOにします。するとR’した時にU’するとF’とBでEOパーツがL面に入る形になりました。R' U' F' B L*でEO完成です。
U2 F2 L2 U D B' // DR (6/11) -> (U2 L2 U2 B2 U' D2 F2 D L2 D2 L2) // 3e (11/22) : sk1
R' U' F' B Lした状態でUD面の状態を見ると、既にDR-4e4cでさらにDRペアが2つもあります(DBR-DRとDBL-DL)。超ラッキーですね。この配置ならU2 F2でDRバーが2つ作れて、L2 U D B*でDR完成です。R2 U D F*でもDR完成しますが、c/eペアが崩れるので前者にしました。
このDRで最後BだとUD面が白黄色で統一されますが、この場合5スライスだと勘違いしていた(実際は4スライス)のでB’の方を選択しました。B’も4スライスです。ここからU B2 U' F2と進めて2スライスにしましたが、HTRもできずコーナー揃えても5eにしかならなかったのでスイッチしました。
(U2 L2 U2 B2)で2スライスにして、(U' D2 F2)とBB的に揃え、(D L2 D2 L2)で3eです。シンプルですね。U' D2のとこは消したみが深い。
U2 F2 L2 U' D B' // DR (6/11) -> U B2 U' R2 F2 U L2 U // HTR (8/19) -> D2 R2 B2 L2 F2 // 3E (5/24) : sk2
R' U' F' B L’ルートだと、U2 F2でDRバーが2つでき、L2 U' D B*でDR完成。なんかさっきのDRと同じコーナー配置だな?多分DRに使われたコーナーパーツが同じだから同じパターンなんでしょう。
さっきと同じくB’を選択。U B2 U’で3スライス、ここでRL面に関してDR-2e4cなのでHTRを考えてR2 F2でDRトリガーにセットアップ、U L2 UでHTR完成。
ここからD2で123を作って、R2 B2で223を作り、L2 F2で3E。UD面DRなのでE列3Eはスライスインサートで消せる可能性大、期待が高まる。
sk2: R' U' F' B L' U2 F2 L2 U' D B' U B2 U' + R2 F2 U L2 U D2 R2 B2 L2 F2 * // 3E (24)
* = F2 U D' ++ L2 U' D (6-2/28)
+ = E (2-2/28)
++ = E' (2-4/26)
sk1: R' U' F' * B L U2 F2 L2 U D B' L2 D2 L2 D' F2 U D2 B2 U2 L2 U2 // 3e (22)
* = U D' R2 U' D B2 (6-1/27)
この辺で開始25分程度でしたが、そこそこなスケルトンが2つ見つかったのでインサートを始めます。
最初は後者の3Eをインサート。しかしいい具合にキャンセルするところがなくてとりあえずスケルトンの最後に6手をくっつけて6-2の28手。この回答にはUD同時回しの箇所が3つもあるのでスライスで消えそう。これはとりあえず置いておいてもう1つのスケルトンをインサート。
前者の3eをインサート。DR後に入れるところが全く無くてDR前に入れて6-1の27手。今のとここっちの方が手数少ないけどさっきのやつにスライスインサートが決まればもっと手数減らせるから戻ってスライスインサート開始。
スライスインサートの方法として、まずUD同時回しの箇所に手数が減るようにE系を入れて、それを解消するE系の動きを他のとこで入れるってのを総当りで試します。今回はまず最後5手目からのU D’を消すためにE’を入れ、次にEが入るとこがないか調べます。Eが入れられるのはU’かDのとこなので、今回U’もしくはDの箇所は1箇所しかないためそこに入れて試しました。するとうまい具合に手数が減りました、ラッキー。
次に最後のU' DにEを入れてE’の入れられるU’かDの箇所を探しましたがそんな箇所はありません。なのでU+U2の2箇所もしくはU+U+Uの3箇所にEを入れてU’状態を作り解決しようと思ったんですが、どれもうまく行かずに時間が来てしまいました。
最終的な解答は以下の通りになります。
R' U' F' B L' // EO (5/5)
U2 F2 L2 U' D B' // DR (6/11)
U B2 U' R2 F2 U L2 U // HTR (8/19)
D2 R2 B2 L2 F2 // 3E (5/24)
skeleton: R' U' F' B L' U2 F2 L2 U' D B' U B2 U' + R2 F2 U L2 U D2 R2 B2 L2 F2 * // 3E (24)
* = F2 U D' ++ L2 U' D (6-2/28)
+ = E (2-2/28)
++ = E' (2-4/26)
今回はDRは1つしか見つけられませんでした。DR後のスケルトンや解答作りに時間がかかってしまいました。まあでも今回5手EOしかなかったしこの条件下で11手DRを一発で見つけられたのは奇跡としか言いようがなく、もっと探しても自分の力量では良いDRは見つからなかったと思います。DR後の処理もまあまあうまくいって苦手なスライスインサートも一応出来たのでまあ良かったかなと思います。ちなみに26手の解答をSlicey Finderにかけたら24手が出てきやがりました。UD同時回しの箇所まだ2つあるしそらそうよ。スライスインサートむずい。
FMCめんどいからアドカレやりたくないな〜って思ってましたがやってみると面白いもんですね。でも良い記録を出すには相当な根気と研究が必要だと思うので僕には無理だ。「FMCは老後」ということで、老後の自分に託します。
それでは〜。
R' U' F' B L* -> 4e4c, {L} U2 F2 L2 U D B* 11 4s,
-> {B'} U B2 U' F2
-> {B'} (U2 L2 U2 B2 U' D2 F2 D L2 D2 L2) 3e 22
{L'} U2 F2 L2 U' D B* 11 4s
-> {B'} U B2 U' R2 F2 U L2 U // HTR 19 -> D2 R2 B2 L2 F2 // 3E 24
-> {B'} (U2 L2 D2)
R' U' F' B L'
U2 F2 L2 U' D B'
U B2 U'w R2 F2 U L2 U
D2 R2 B2 L2 F2[F2 U D' L2 U' D] 28
R' U' F' B L'
U2 F2 L2 U' D B'
U B2 Uw' R2 F2 U L2 U
D2 R2 B2 L2 F2 U' D y 26
R' U' F' B L' U2 F2 L2 U' D B' U B2 D' F2 L2 U B2 U D2 F2 R2 B2 L2 U' D (26moves)
R' U' F' [U D' R2 U' D B2 6-1]B L
U2 F2 L2 U D B'
L2 D2 L2 D' F2 U D2 B2 U2 L2 U2 27